東京都のマッチングアプリ「TOKYO縁結び」と結婚相談所の成婚率の違いから考える、結婚への最短ルート

結婚を望む人々にとって、「出会いの場をどこに選ぶか」というのは、とても重要なテーマです。最近は、東京都が運営するマッチングアプリ「TOKYO縁結び」に注目が集まっています。行政が運営するという安心感と話題性もあり、登録者数は1年で約2万5千人と大変多くの方が利用しています。しかし、実際に成婚に至ったカップル数をデータで見ると、その現実は意外にシビアであることが分かります。

「TOKYO縁結び」の成果と現実

2024年9月から2025年9月までの1年間で、「TOKYO縁結び」では以下のような実績が発表されました。

  • 登録者数:約25,000人
  • 真剣交際に進んだカップル:216組
  • 成婚に至ったカップル:80組

一見すると、80組もの成婚が生まれたのは素晴らしいことです。しかし、登録者数に対する割合に換算すると、真剣交際率は 0.86%、成婚率は 0.32% という数字になります。登録者数が多いため、実数としては目立ちますが、確率的に見るとかなり小さな割合だと分かります。

結婚相談所の成婚率はどれくらい?

ここで比較対象として結婚相談所の成婚率を見てみましょう。経済産業省の調査によると、日本全国の結婚相談所における平均的な成婚率は 約10%前後。さらに、業界最大手IBJの加盟相談所では、成婚退会者の割合が 20〜25%以上 に達するというデータもあります。数字の定義(「退会者に占める成婚者の割合」なのか、「登録者全体に占める割合」なのか)に違いはあるものの、マッチングアプリの0.32%に比べれば、圧倒的に高い数値です。

この差は偶然ではなく、出会いの質とサポート体制の違いから生まれています。

マッチングアプリの強みと弱み

マッチングアプリは、登録が簡単で利用者数も多く、気軽に出会えるというメリットがあります。特に「TOKYO縁結び」は、行政が運営しているため安心感もあります。しかし、気軽に登録できる分、結婚への真剣度が低い人も一定数含まれています。そのため、「遊び目的」「とりあえず登録」といった方と出会う可能性も否定できません。これが成婚率を押し下げる一因になっているのです。

結婚相談所の強み

一方、結婚相談所は最初から「結婚したい」という意思を持つ人だけが集まります。入会時には独身証明書や収入証明などの提出が義務付けられ、信頼性の高い会員層が集まっているのが特徴です。そして最大の違いは、仲人やカウンセラーによるサポートです。プロフィール作成、相手探し、初対面での会話の工夫、交際中の不安へのアドバイス、プロポーズに至るまで、第三者のプロが伴走してくれます。これにより、迷ったときに相談できる安心感があり、交際が停滞した際も早めに解決策を見つけられます。

数字として現れる高い成婚率は、こうした仕組みの裏付けなのです。

「数」ではなく「質」を大切にする婚活

婚活を始めたばかりの方は、どうしても「出会いの数」を重視しがちです。たくさんの人と会えば、その中に自分に合う人がいるはずだと考えるのは自然なことです。しかし、実際には数をこなしても疲れるだけで、結婚に至らないことも多いのです。

大切なのは「結婚につながる出会い」にフォーカスすること。つまり、最初から同じ目的を持っている相手と出会うことが、遠回りに見えて実は最短のルートなのです。その点で、結婚相談所は効率的かつ確実性の高い場だと言えます。

まとめ:着実に結婚したいなら結婚相談所へ

「TOKYO縁結び」の数字は、行政が婚活に力を入れ始めた象徴であり、多くの人に出会いの機会を与えている点で大きな意味があります。しかし、データから分かるように、登録者数が多くても成婚率はわずか0.32%。一方で、結婚相談所の平均成婚率は10〜25%と大きな差があります。

確実に結婚を目指したいのであれば、プロのサポートを受けられる結婚相談所を選ぶことが、最短ルートです。出会いの数に惑わされず、出会いの質を大切にして、一歩を踏み出すことが、理想の結婚への近道になるのです。

最短結婚ナビは、そのお手伝いを全力でいたします。あなたの婚活が、実りあるものになるよう、伴走していきます。