写真を非公開にする心理と、オープンマインドがもたらす成婚力
婚活をしていると、不思議に感じることがあります。
たとえば、お見合いサイトや婚活システムのプロフィール写真。ほとんどの方が自分の写真を公開しているのに、一部の方は非公開にしているのです。
なぜでしょうか。
実際に相談を受けてみると、理由はほとんど同じです。
「知り合いに見られたくない」
「婚活していることを知られるのが恥ずかしい」
「周囲に噂されたらどうしよう」
つまり、「守り」の心理が強く働いているのです。
もちろん、そう感じるのは自然なことです。婚活に一歩踏み出すとき、多くの方が緊張や不安を抱きます。「うまくいかなかったらどうしよう」「友人に知られたらどう思われるだろう」。そんな思いが頭をよぎるのは当然です。
ただ、この“閉じた気持ち”が、婚活を長引かせる大きな要因になっているのです。
写真は「信頼の入り口」
婚活において、プロフィール写真は単なる顔写真以上の意味を持っています。
それは「私は真剣に活動しています」という宣言であり、相手に対しての「誠実さのサイン」なのです。
逆に、写真が非公開だと、相手からはどう見えるでしょうか。
「本気度が低いのかな」
「隠していることがあるのかな」
「会ったら印象が違うかもしれない」
たとえそうでなくても、人は無意識のうちにそう感じてしまうのです。第一印象は数秒で決まると言われます。お見合いサイトの場合、その数秒に当たるのが「写真」なのです。
婚活では、「信頼」と「安心感」が何より大切。だからこそ、写真を公開している人の方が出会いの機会を得やすく、次のステップへと進みやすいのです。
実際の成婚者に見る「オープンマインドの力」
私がこれまで数多くの会員様をサポートしてきて実感するのは、オープンマインドな方ほど早く成婚していく、ということです。
写真を堂々と公開し、プロフィールもしっかり書き込む。お見合いの申し込みが来れば前向きに受け止め、実際に会ってから相性を判断する。その柔軟さがご縁を呼び込むのです。
ある30代女性の会員様は、入会当初からとてもオープンに活動されていました。写真も笑顔で、プロフィールには「休日はパン屋さんめぐりが好き」と自分の趣味を自然体で書いていました。すると、すぐに多くの申し込みが入り、2か月後には運命の方と出会い、半年でご成婚されました。
一方で、「写真は出したくない」「プロフィールは控えめに」という方は、どうしてもお申込みが少なくなります。せっかく良い条件を持っていても、相手に伝わらなければ意味がありません。閉じた気持ちは、出会いの可能性まで閉じてしまうのです。
「オープンにする勇気」が未来を連れてくる
婚活とは、自分を見せること、自分を信じてもらうことの連続です。
もちろん、最初は怖いもの。ですが、勇気を出して一歩踏み出した人ほど、未来のパートナーと出会っています。
考えてみてください。結婚生活とは、お互いに「心を開き合うこと」の連続です。弱さも不安も共有しながら支え合っていくのです。その第一歩が「写真を公開する」という小さな勇気に表れるのだと思います。
婚活において、プライドや恥ずかしさを手放すことは決して簡単ではありません。けれども、そこを乗り越えた人が成婚を手にしやすいのです。
最後に
もし今、「写真を出すのが不安」と感じている方がいたら、こう考えてみてください。
“あなたを見て安心し、心を開いてくれる人が必ずいる”と。
婚活は競争ではありません。相手の心を開くには、まず自分から心を開くこと。
「閉じた気持ち」よりも「オープンマインド」を。
それがご縁を呼び込み、成婚へとつながる一番の近道なのです。
どうか勇気を持って、あなたらしい笑顔を見せてください。未来のパートナーは、その笑顔に惹かれて、あなたの隣に立つ日を待っています。