話し下手が相手の心を掴む会話のやり方

会員のさとるさん(34歳、仮名)は、お見合いを始めて3か月。なかなかいい結果を出せずにいました。さとるさんは、「僕は女性を前にすると極度に緊張してしまうし、話し下手なんです」というのです。

そこで、私は、相手に好かれる話し方について、こんなアドバイスをしてみました。

目次

  • 話し上手よりも聞き上手になることを目指す。
  • 穏やかな気持ちで、真心を持って対峙する。
  • ネガティブな話題や言葉は、使わない。
  • 相手の感情に寄り添う会話をする。

まとめ

1.話し上手よりも聞き上手になることを目指す。

話下手の人が、急に話の達人になることは難しい。話し上手か、話し下手かは、その人の性格もあると思います。シャイな性格だから人前で話すのが苦手という人は、聞き上手になりましょう。相手が話をしている時に、真剣に耳を傾け、興味を持って、笑顔で相槌を打ちながら話を聞く。

聞きながら、お相手の話に対する質問を投げかけてみると、自然に会話も続きますよ。ただこの時大切なのは、相手の話を遮って質問しないことです。

2.にこやかに、穏やかな気持ちで、真心を持って対峙する

気持ちは、そのまま顔の表情に出ます。「へぇ、それは楽しいそうですね」と相槌を打ったとしても、それが本当に“楽しそう”だと思っていなければ、つまらなそうな顔になっています。

『メラビアンの法則』というのがあるのをご存知ですか? 人と人がコミュニケーションをとる時に、言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で、伝わると言うんですね。

つまり「へぇ、それは楽しそうですね」と言葉を発した時に、相手がその言語通りの情報を受け取るのは7%なのです。それよりも、どんな口調で言ったのか(聴覚情報)、どんな顔をして言ったのか(視覚情報)で、その言葉を相手が受け取るのです。

楽しくないのに、楽しいと言っても、バレてしまいます。お相手と対峙した時には、いつもにこやかに、穏やかな気持ちで、真心を持って接することが、好印象を与える秘訣なのです。

 

3.ネガティブな話題や言葉は、使わない。

「ウチの会社は、本当にブラック企業で」「上司が使えないヤツでさー」というのを、メラビアンの法則に従って、笑顔で明るい声で言ったとしても、ネガティブな会話というのは、お相手に心地よく響きません。

逆に、“こんなことを明るく言えるなんて、この人は、なんて意地の悪い人だろう”と思われてしまします。

婚活中にネガティブな話題や言葉は、厳禁です。

4.相手の感情に寄り添う会話が大事

相手の感情や立場に共感して会話す進めることが、会話の中で好意を持たれるためのポイントです。相手の喜怒哀楽に対して共感してみるといいですね。

「喜・楽」の時には、楽しそうに、嬉しそうに共感をしてみる。

「怒・哀」の時には、優しく励ましや支えの言葉を言ってみる。

これだけで、相手に与えるあなたの印象が大きく変わるはずです。

まとめ

ただし、会話で大切なのは、自分自身を見失わないことです。相手に好かれたいがために、何にでもイエスマンになってしまったら、相手は“あなたは、なんでも言うことを聞いてくれる人”と勘違いをしてしまいます。後に、そこに上下関係が生まれて、下に見られてしまいます。

自分自身を大切にし、自然体で接する。相手に好かれることだけを考えるのではなく、自分の芯もきちんとブラさずに会話してくださいね。