婚活では「感情を言葉にする人」が選ばれていく ――喜びと楽しさを伝える会話の力――

婚活のご相談を日々お受けしていると、
「会話が盛り上がらない」
「何を話せばいいかわからない」
「悪いことは言っていないのに、次につながらない」
というお悩みを、本当によく耳にします。

けれど、実際に成婚されていく方々を見ていると、
特別に話がうまいわけでも、話題が豊富なわけでもありません。

決定的な違いはただ一つ。
言葉に“感情”がきちんと乗っているかどうかです。

婚活では「正しい会話」より「心が動く会話」

多くの方が、婚活の場で無意識にこう考えています。
「失礼のないように」
「変なことを言わないように」
「無難に、波風を立てずに」

もちろん礼儀は大切です。
しかし、“無難な会話”は、相手の心には残りません。

人は理屈ではなく、
一緒にいてどう感じたかで相手を判断します。

・安心した
・楽しかった
・笑顔になれた
・また会いたいと思った

これらはすべて、感情の記憶です。

喜怒哀楽のうち、婚活で最も大切なのは「喜」と「楽」

感情には「喜・怒・哀・楽」がありますが、
婚活の初期段階で特に意識してほしいのは、
「喜」と「楽」を言葉にすることです。

たとえば、こんな違いがあります。

「このご飯、美味しいですね」

「このご飯、本当に美味しいですね。自然と笑顔になります」

「今日はありがとうございました」

「今日はとても楽しかったです。〇〇さんとお話ししていると時間があっという間でした」

どちらが相手の心に残るでしょうか。

後者には、
「あなたと一緒にいる時間が楽しい」
というメッセージが、自然に込められています。

「楽しい」は、相手への最大の褒め言葉

婚活中の方は、
「相手を褒めなきゃ」と思いすぎて、
外見や条件を無理に褒めようとしてしまうことがあります。

でも、実は一番響くのは、
一緒に過ごしている“今”への感情です。

・「〇〇さんといると、落ち着きます」
・「なんだか自然体でいられて、楽しいです」
・「今日来て本当によかったと思っています」

これは、
「あなたといる時間そのものを肯定しています」
という、何よりの好意表現です。

特に男性は、
「役に立てている」
「喜ばせられている」
と感じたとき、強く心を動かされます。

女性もまた、
「この人といる自分が心地いい」
と感じる相手に、安心感を覚えます。

感情は、察してもらうものではなく「伝えるもの」

「楽しかったのは伝わっているはず」
「態度でわかると思う」

そう思ってしまう気持ちもわかります。
ですが、婚活ではそれは通用しません。

なぜなら、相手も不安だからです。

「今日はどうだったのだろう」
「つまらなかったのではないか」
「また会いたいと思ってくれているのだろうか」

だからこそ、
感情は、必ず言葉にして伝えることが大切なのです。

たった一言、
「楽しかったです」
「またお会いできたら嬉しいです」
を添えるだけで、次につながる確率は大きく変わります。

婚活は、条件探しではなく「感情の共有」

婚活というと、
年収、年齢、学歴、居住地…
条件ばかりに目が向きがちです。

けれど、最終的に結婚を決める瞬間、人はこう思います。
「この人と一緒にいる自分が好き」
「この人となら、人生を楽しく乗り越えられそう」

その判断材料になるのが、
感情を共有できる会話なのです。

喜びや楽しさを、
遠慮せず、素直に、言葉にしてみてください。

婚活は、試験でも面接でもありません。
心が動いたかどうかを、互いに確かめる時間です。

言葉に感情を乗せたとき、
ご縁は自然と、動き始めます。