6月は「プライド月間」。誰かを愛することに、境界線なんていらない。

6月といえば、梅雨。しとしとと降る雨に、心がしん…と静かになる季節ですね。

けれど、世界を見渡せば、この6月はもうひとつ、大切な意味を持っているんです。

それが、プライド月間


LGBTQ+の方々が自分らしく生きることを誇りに思えるように、そして私たち社会がその多様性を認め合えるように――そんな願いがこめられたひと月です。

街を歩けば、レインボーカラーのフラッグを目にすることもあるでしょう。

そのカラフルな旗には、「あなたはあなたのままでいい」という、あたたかなメッセージが込められているんですね。

さて、『最短結婚ナビ』も、このプライド月間に想いを寄せながら、改めてみなさんにお伝えしたいことがあります。

それは、結婚相談所『最短結婚ナビ』は、どんなジェンダーの方の人生にも、寄り添う準備ができているということ。

結婚のカタチに決まりはありません。誰かを愛する、その気持ちに“普通”も“異常”もないと、私たちは考えています。

だからこそ、「最短結婚ナビ」は、LGBTサポート協会に加盟し、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア、ノンバイナリー…どんなセクシュアリティや性自認をお持ちの方でも、安心してご相談いただける体制を整えています。

実はね、これまでにも、たくさんのお声をいただいてきました。

「同性を好きになったこと、誰にも言えなくて…」
「結婚したいけれど、相手も自分と同じ気持ちかわからない」
「戸籍上の性別と自分の性が違う。相談所で受け入れてもらえるのかな」
「パートナーと人生を共にしたい。でも、法律が壁になるのがつらい」

胸の奥にしまってきたそんな声が、ポツリ、ポツリとこぼれてくる瞬間。
私はいつも思うのです。

恋する気持ちに、どうして説明なんて必要なんだろう

人を好きになる。
その人と笑いあって、未来を語りあいたいと願う。
それは、誰にとっても大切な、まっすぐな気持ちです。

けれど、社会の「当たり前」がまだまだ狭い今、「好き」や「一緒に生きたい」という気持ちさえ、胸を張って言えない方がいることもまた、現実です。

だからこそ、私たちはその小さな声に耳を澄まし、寄り添っていく存在でありたい。
「ここに来てよかった」って、心から言ってもらえる場所でありたい。

たとえば、トランスジェンダーの方からは、「まだ性別変更の途中ですが、相談にのってもらえますか?」と尋ねられることもあります。もちろんですとも。最短結婚ナビでは、戸籍だけでお人柄を判断することはいたしません。

また、同性パートナーを希望される方には、パートナーシップ制度の使い方や、同居・ライフプランの工夫など、今できる選択肢をご一緒に考えていきます。

バイセクシュアルの方が、「異性も同性も好きになれるけど、結婚ってどうすれば…?」と迷われていたときは、「あなたが、どんな人生を望むかがいちばん大切ですよ」とお伝えしました。

誰もが「愛してもいい」と思える相手と、堂々とつながれる社会に。
「結婚」という枠が、その可能性を狭めてしまってはいけない。
そう思っているからこそ、私たちはこの6月、声を大にして言いたいのです。

最短結婚ナビは、すべての人の幸せのかたちを応援します。

ジェンダーも、セクシュアリティも、人生の一部。
でも、それが“その人らしさ”を構成する大切なピースであるなら、むしろ、誇りを持って歩んでほしいと願っています。

結婚相談所というと、「男女のマッチングをするところでしょ?」と、思われるかもしれません。
でもね、私たちは、「愛し合うふたりの架け橋になること」が仕事だと思っているんです。

法的に結婚ができるかどうかではなく、ふたりの人生を支えあう覚悟があるかどうか
それが、いちばん大事なことじゃないかしら。

最後に。

もし、今このブログを読んでくださっているあなたが、誰にも話せずにいた気持ちがあるのなら。
「自分なんかが、結婚なんて考えちゃいけないのかな」と思っているのなら。

どうか知っていてください。

あなたの人生を否定する人も、あなたの愛を軽んじる人も、ここにはいません。
私たち「最短結婚ナビ」は、あなたのそのままの人生を、応援しています。

誰かを大切に思う気持ちに、境界線なんていらない。
6月のレインボーフラッグが、あなたにもやさしく微笑みかけますように。

また、お会いしましょうね。

愛をこめて。

鎌田れい