「独身です」と言われたのに…信じてしまったあなたへ。~独身偽装という悲しい現実~

私のもとにも最近よく相談が寄せられる“独身偽装”について、 今回はみなさまにお伝えしたいと思います。

「まさか、あの人が既婚者だったなんて…」
「将来の話までしていたのに、すべて嘘だったなんて信じられない」

そんな心の叫びを、私はこれまで何度も聞いてきました。


独身偽装――それは、既婚者が自分の配偶者の存在を隠して、未婚だと偽って恋愛関係を持ちかける行為です。相手が本気で結婚を考えていた場合、その被害は計り知れません。

最近では、マッチングアプリやSNSを通じて知り合う人が増えたこともあり、この独身偽装による被害が後を絶ちません。

写真もプロフィールも独身のように装い、家族の存在は一切見せず、仕事帰りや出張中を理由に会う時間を限定してくる…。それでも、恋に落ちてしまった女性は、「そんな裏があるなんて思いもしなかった」と涙を流します。

実際にあった相談では、半年間交際を続け、両親に紹介する話までしていた男性が、じつは既婚者だったというケースもありました。女性のほうは、将来を真剣に考えて時間も気持ちも捧げていたのに、それがすべて虚構だったと知ったときのショックは、想像を絶するものです。

しかも、こうしたケースで法的に訴えることができたとしても、得られる慰謝料はせいぜい100万円程度。

精神的苦痛に見合う金額とは到底言えません。なかには泣き寝入りしてしまう人も多く、「自分がバカだった」と責めてしまう方もいらっしゃいます。でも、悪いのは、あなたではありません。

結婚願望のある人の真剣な気持ちに付け込んで、自分の家庭を隠して関係を持とうとする行為は、人として許されるべきではありません。
それにもかかわらず、こうした人たちは罪の意識が希薄で、むしろ「バレなければ大丈夫」と考えていることが多いのです。独身偽装の根深い問題は、法的な罰則が曖昧で、明確に処罰されにくいことにあります。

では、どうすればこうした被害を未然に防ぐことができるのでしょうか?

お相手を信じたい気持ちは痛いほどわかります。でも、恋愛において「言葉だけを信じる」ということは、時に自分自身を危険にさらしてしまうことにもなります。

恋愛初期は誰しも夢中になります。そして、その相手のことを「信じたい」「疑いたくない」と思ってしまう。
でも、「本当にその人は独身なのか?」「家庭を隠していないか?」という冷静な目線も、忘れてはいけないのです。

この問題がここまで広がってしまった背景には、「出会いの場の匿名性」が大きく関係しています。SNSやマッチングアプリでは、誰でも「独身」とプロフィールに書けてしまう。年収や職業、結婚歴なども、確認されることなく自由に記載できます。そこには何の公的証明もありません。

ですから、プロフィールや話の内容だけを信じるのではなく、「証拠」としての独身証明書や身分証明の提示を求めることが、本来は必要なのです。でも、恋愛の中でそれを堂々と求めるのは、なかなか難しいのが現実ですよね。

だからこそ、私は声を大にして言いたいのです。

こうした独身偽装の被害に遭わないためにも、最初から「本人確認」や「独身証明書の提出」が義務づけられている、結婚相談所での婚活を選んでほしいのです。

私の運営する結婚相談所「最短結婚ナビ」では、入会時に必ず独身証明書(本籍地のある市区町村で発行される公的書類)を提出していただいております。年齢、職業、収入、学歴などもすべて書類で確認し、お相手に正確な情報を提供できる環境を整えています。

また、プロフィール上の情報だけでなく、面談を通じて「結婚への本気度」も丁寧に確認しています。だからこそ、真剣に結婚を考える皆さまにとって、安全で信頼できる出会いの場を提供できるのです。

恋愛は、楽しいものです。そして、幸せになってほしいと私は心から願っています。

でもそのためには、あなたの大切な時間や感情、未来を守る“仕組み”が必要です。独身偽装のようなトラブルに巻き込まれず、安心してお相手と向き合うために。どうか、結婚相談所という確かな場での婚活を、選択肢の一つとして考えてみてくださいね。

いつでも、あなたのご相談をお待ちしています。